2025年6月2日 委員会を傍聴

6月2日10時~、市会議事堂にて、
脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会を傍聴。

この中でみどり環境局から、三ツ沢公園の再整備に関する報告として、
公園内の配置案の見直しについて説明があり、その後委員からの発言、質疑応答も行われた。

【みどり環境局関係・報告事項(2)三ツ沢公園の再整備について】
<鈴木局長による説明>
・公園内の配置案の変更
陸上競技場と補助競技場を「旧深谷通信所の跡地」へ移転。
陸上競技場の場所に新球技場を建設、補助競技場の場所は「広場等」に。
見直し案では、桜山などの自然環境や野外活動センター・テニスコートといった既存施設への影響はなくなる。
・見直す理由は、深谷通信跡地を含めた広域的な施設配置の検討が可能になったこと。高低差のある土地をならすより工事費を削減できること。
・新球技場の規模は現在と同じ(※1.5万人収容)か大きいくらい。仕様や内容、事業手法、事業費などは未定。
・新球技場建設の事業手法としては民間企業のノウハウや資金を活用できるPFIで考えていく。
・ニッパツ三ッ沢球技場は老朽化した観客席を取りのぞき、フィールド部分を改修してアマチュアで活用できると考えている。
・公園全体のリニューアルとして、地域住民の声も聞きながら検討していきたい。市民意見募集を改めて行うかは未定。

この説明に対して複数の委員が発言・質問した。
とくに立場を明確にしていたのは「公園は公共のものであるべきなのでPFIに賛同できない」とした宇佐美さやか議員(日本共産党)。「公園のリニューアルというのであれば、老朽化した野外活動センターをリニューアルしてほしい」と要望した。
また、こがゆ康弘議員(国民民主党・無所属の会)は、「配置の見直し案が出たが、これはあくまで案にすぎないことをはっきりさせておきたい」とした上で、「PFIありきではなく、コストがいちばんかからない方法をトータルに考えるべき」と提案した。静岡のエコパスタジアムの例(PFI事業で建設されたが、その後毎年県が赤字補てんしている)を挙げ、こうした施設で長期にわたり安定した収入を確保することは難しいため、既存施設を改修して使うことも選択肢に入れ、コスト面で比較検討することが重要であると強調した。
各委員から、陸上競技場を深谷へ移転するにあたっての問題点も挙げられ、深谷通信跡地問題としても考えていくべきという声が上がった。

今回新たな配置案が示されたことは、公園の緑を守ることを第一に掲げてきた会として、まずは喜ばしいことと受けとめている。内容や事業手法や事業費などすべて「これから検討」とのことで、年数のかかる事案のようだが、ひきつづき市民として注視し、関心を示していきたいと考える。

横浜市会 委員会録画配信(ページを開く)
会議名:脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会
会議日:令和7年6月2日 午前10時

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